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立命館大学体育会サッカー部

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立命館大学体育会サッカー部の原点を思う

 巨星墜つ!2024年3月27日、立命館大学体育会サッカー部創立者であり、OB.OG会名誉顧問の西村泰一氏逝去。

 最後にお会いしたのは、昨年の『70周年記念パティー』直前の7/19、「行きたい!京都へ行きたいのはやまやまやけど、体調が悪くてどうしても出席できない。OB.OG会をよろしく頼む、自分もまだ数年は頑張る。しかし90歳を超えてるからいつお迎えがくるかもしれない、その時はよろしく頼む。」と言われた。表情も話し方も元気だったので、こちらも笑って「その時は、絶対に来ますよ」と答えたことを覚えている。それがこんなに早く来るとは、連絡をいただき最初は驚き、やがて悲しく残念で仕方がなかった。

 4月1日、平塚市での葬儀に参列してきた。

 そこで、故人への思い出について話す(弔辞を述べる)機会があった。

 『立命館大学体育会サッカー部の大先輩である西村氏は、後輩の我々にとっては神様だと、私は思っています。かけがえのない4年間をそこで過ごし、サッカーに情熱を燃やすことで友を得、人として成長させてくれたクラブを創ってくれた方だから、神様です。

 西村氏が入学した当時立命館大学にはサッカー部は存在せず、サッカー好きが何人か集まりボールを蹴っていた。その仲間と話すのは、早く大学当局にサッカー部として認めてもらおう。当初大学側は「未知なるもの、怪しいもの」との印象をもち、なかなかOKはでなかった。それにもめげず何度も足を運び熱く訴えた結果、とうとう体育会サッカー部創立を手に入れる。

 次の目標は、「どこかの大学と定期戦を結ぼう」。当時大学界で人気を二分していた人物が、西の立命館大学末川博学長と東の法政大学大内兵衛総長であり、その大内総長は西村氏と同じ淡路島の洲本高校出身であるという縁も感じ、狙いは法政大学。夜行列車に乗って上京し、法政大学の総長室で2時間喋りまくる。その後、法政大学サッカー部入江監督と五反田の料亭で定期戦の調印式を執り行い、なんと法政大学との定期戦を実現させる。

 今では考えられないような話です。西村氏のその情熱、行動力、エネルギッシュさは正に開拓者です。今から70年前の話です。そこから、立命館大学体育会サッカー部の歴史がはじまり、今日まで約1500名の後輩たちがここで汗と涙を流し、青春を謳歌してきました。人生を語るとき、この4年間を抜きにして語れないでしょう。それを創ってくれた西村氏、やはり神様です。今も100名以上の部員が日々奮闘努力しています、間もなく新シーズンがはじまります。西村先輩、天国からかわいい後輩たちにエールを送ってやってください。ご冥福をお祈りいたします。』

 大先輩への感謝と惜別のさみしさからか、話しながら涙がでてき、声をつまらせた。創部と定期戦、いずれも誰かがセットしてくれた話ではない、学生自らが考え、若さと情熱で行動し実現させていった。

 

 この姿勢こそが立命館大学体育会サッカー部の原点だ。誰かから何かを与えられるのではなく、学生自身が自分たちで目標を立て、その実現のための術を考え、日々必死になって取り組んでいく。"学生主体の部運営"は、西村氏以降70年間引き継がれてきた"立命スタイル"だ。時代や社会は変わり、学生気質も変化しようとも、この"立命スタイル"は我々の武器である。立命館大学でサッカーをやるということの意義を感じ覚悟をもって現役諸君頑張れ!             

                             2024年4月4日  OB.OG会長 奥野昌記


OB会長より

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OB諸兄OG諸姉 各位

 

 間もなく、2024年度関西学生リーグが開幕します。

 2023年度を振り返ると、春から夏にかけて徐々に力を発揮し、男子部は関西学生選手権3位で久しぶりに総理大臣杯出場、女子部も京都選手権で2位となり皇后杯関西大会に出場。秋には一層の活躍を期待していました。しかし、男子部は関西学生1部リーグ10位、女子は関西学生女子2部リーグ6位と残念な結果に終わりました。私見ですが、男子部・女子部のベストゲームは、7/23共に西京極で戦った試合。男子部は前期最終節2対0阪南大戦、女子部は京都選手権決勝1対3明治国際医療大(関西女子1部1位)戦でした。そうです、創部70周年記念パーティーの日の試合です。OBOGが多数スタンドで拍手声援を送った熱い夏の一戦です。

 さぁ、今シーズンも応援にいきましょう!OB諸兄、OG諸姉よ、スタンドから、家から、どこからでも熱いエールや思いを送りましょう。必ず彼らを勇気づけ、彼女たちの力になります。

 *男子部・関西学生1部リーグ(前期)

  <第1節> 4月 7日(日)14:00 西京極陸上競技場    対 阪南大

  <第2節> 4月13日(土)11:30 三木総合防災陸上競技場 対 大阪学院大

  <第3節> 4月28日(日)11:30 三木総合防災陸上競技場 対 京都産業大

   ※ 第4節以降は、会場調整中のため未定  

 *女子部の関西学生女子春季リーグ(2部)の開幕は5月です。

 

 

 2024年度、男子部の監督が米田隆監督から池上礼一監督に変わりました。

 米田隆監督は、衣川和宏監督(19532003)勇退のあと、20042010年と20142023年の二期間監督として活躍。この間、インカレ準優勝・総理大臣杯優勝等、立命館大学サッカー部を全国的な強豪チームに育て、立命スタイル(部運営・プレーモデル)を確立させてくれました。それゆえに、私は米田監督を信頼していました。

 社会が変わり学生気質が変わる中、いつまでも同じやり方で言い訳はない。しかし、変えてはいけない普遍的なものもある。立命館でサッカーをやる意義は何か。

 今回の監督交代を残念に思います。理由は三つ、①創部以来築き上げてきた立命スタイルを継承し、かつ成績も残してきた監督であること。②米田監督はまぎれもなく立命館大学サッカー部発展の功労者である。その監督の去り際を考えるともっと別の形があったはずである。③どの監督もいつかは交代する。新監督をなぜOBから迎えないのか。新監督になる人材はOBの中にもいるのに、外部から招聘する理由がわからない。

 以上は、監督交代についての思いや考えであり、大学サイドへの訴えである。新監督の池上氏に反感をもっているわけでも文句があるわけでもない。

 

 新監督の池上氏には、2/23に初めて会いました。若くてはつらつとし、エネルギッシュでした。好感がもてる人物だと感じました。みなさん、新監督にも注目、応援しましょう。

 戸水新主将をはじめ学生幹部たちも「とても熱い人」と言ってました。コミュニケーションもよくとってくれるし、練習の雰囲気が明るくなったと話してました。まずはいい方向で新チームがスタートしています。3/24京都学生選手権準決勝4対0京大戦の応援にいきました。チームのシステムも変わり、まだまだ課題はたくさんあるように感じられましたが、MF戸水とFW中野の両エースが健在で楽しみな新チームです。明日3/31京都学生選手権決勝 京都産業大(西京極、13:30)、力のあるチームにどれだけできるか楽しみです。この大会は天皇杯につながるので、ぜひとも勝ってもらいたい。久しぶりに、天皇杯でJリーグのチームと対戦してほしいと思います。

 

 シーズンがはじまります、わくわくしてきますね。応援にいきましょう、声をだし拍手を送りましょう。熱いエールをよろしくお願いします。

2024・3・30

OB.OG.会 奥野昌紀 

 

 


第21回 関東・関西大学サッカーOB戦

昨年より参加しました、関東関西大学サッカーOB戦に今年も参加します。参加資格は60歳以上のOBとなります。

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4・29第21回関東関西・大学OBサッカー交流大会の案内.pdf
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