関西学生選手権で1 か月間中断していたリーグ戦の再開です。中断前までの成績は、3 勝4分け2 敗の勝ち点13 で5 位。冬のインカレ出場のためには、前期終了時勝ち点を17 以上獲得しておきたい。そういう意味からも、また相手が現在リーグ最下位の大商大ゆえに、本日の試合は勝ち点3獲得が必須だ! 心配なのは、「先週の関西学生選手権の甲南大戦のショッキングな敗戦を引きずっていないか」ということ。
試合はすぐに動く。前半8 分の立命、⑧安達の右CK をニアで④木村が頭で捉えゴールを決める。この得点で選手たちは精神的にかなりリラックスできたように思われた。ところが、時間とともにゲーム展開はややこしくなってくる。互いにボールを自陣で保持したとき、敵のプレスにはめ込まれてボールを奪われるのを恐れ、ロングフィード主体の攻防となる。
必然的に競り合い・拾い合い・走り合いの激しい試合展開が続く。これは大商大の伝統的プレーモデルで、ペースは大商大が握る。しかし、スコアは動かず1 対0 で前半終了。
後半になると、立命の出足が鋭くなり競り合い後のセカンドボールを支配する。ロングフィード多用の展開はそのままだが、終始立命が主導権をにぎり試合は進む。ビッグチャンスも3回あった、⑧安達が抜け出しGK と1対1になった場面、CK からドンピシャで合わせ
た④木村のヘディングシュート、交替出場した㉙水野が巧みなドリブルでゴールに迫ったシーン。しかし、いずれもGK やDF の活躍で追加点は奪えなかった。1つでも決めていれば、もっと楽な展開になっていたはずであり、課題として残る。反面、守備は最後まで集中を切らさず、交替で入ったCB㊱岸本、アンカー㉔石本、右SH⑰吉田遥海、左SH⑲田坂もそれぞれの役割を果たし敵に隙をみせなかった。長期離脱していたGK①山下は、前半はゲーム勘が戻っていない場面もみられたが、時間とともにそれも取り戻し、後半は安定したプレーで最後まで大商大に得点を与えなかった。1 対0 試合終了。試合内容はさておき、本日最大の課題である「必須の勝ち点3」は獲得。これで勝ち点16、順位を4 位にあげる。
チームの大きな課題は「ゲームの組み立て」だ。本日、セントラルMF⑩北村が負傷で欠場。
⑩がいないとボールの納まりどころがなくなり、中盤のつなぎが安定しない。そのため攻撃はDF ラインからのロングフィードが多くなる。中盤を経由してゲームを組み立て、攻撃に再現性をもたらすことが課題だ。いろんな相手と対戦し、いろんな試合展開に対応して
いかなければならないから、攻め手もいくつももちたい。今の立命の攻撃の形は、①高い位置でのボール奪取からの「ショートカウンター」、②DF ラインからの「ロングフィード」で敵DF ラインの裏を取る、③「MF が組み立てた展開」。①②にくらべ③が弱い、理由の一
つがその役を担えるのが⑩北村しかいないこと。このタイプの他の選手の登場を期待する。
もう一つは、ビルドアップの問題。⑩をいかすための工夫がもっと必要だ。是非とも後期までには取り組んでほしい。「攻撃の再現性」は格段に向上し、いろんな攻め手をもったより魅力的なチームなると思います。(観戦記/奥野昌紀)
追記7/12 甲南大戦。関西学生選手権での借りを返し、前期を勝ち点19 で締めくくりたい。
中4 日での順位戦、勝ったチームだけが総理大臣杯への切符を手にできる大一番。
立命、甲南大とも3・4・3システムでキックオフ。立命は、甲南大の配置に合わせミラーゲームでプレスをかけやすくし、高い位置でボールを奪いショートカウンターを狙う。
しかし、甲南大はGK を含めビルドアップを丁寧におこない、一人一人の落ち着い判断と確かな技術でボールロストせず前進し、立命陣内に攻め込む。立命は一つプレスが外されると、その後は後追いディフェンスとなり思うようにボールが奪えない。最終ラインのところでははね返すが、クリアボールをマイボールに収められず攻撃の起点がつくれない。
試合が動いたのは24 分、甲南大は右サイドに展開しオーバーラップした右SB⑨がゴール正面にできたスペースにセンタリング、そこに走りこんできたMF⑧が狙いすましゴール左角にダイレクトシュートを決める。0 対1。
一方立命は30 分、㉒良知が右サイドをドリブルで崩しポケットに侵入しクロス、これを⑱野見がニアで合わせヘディングシュートを決める。1 対1 の同点。
続いて32 分、立命が狙うショートカウンターが見事に決まる。敵陣でボールを奪い右SH㉕伊澤がカットインドリブルからスルーパスを、中央左でラインの裏をとった左SH⑰吉田にきれいに通す。⑰のシュートは飛び込んできたGK の脇を抜けゴールへ、ゴールマウスに必死で戻るDF がスライディングでゴールインを阻むが、ボールを止めたのは左腕。甲南大DF は得点機会の阻止で一発退場、立命にPK が与えられる。ところが、エースストライカー㊵山﨑のPK はGK にはじかれて、得点できず。残念! 前半1 対1 で終了。
1 人少なくなった甲南大はシステムを4・4・1に変更し、ブロックをつくり失点を防ぎ、時間の経過をはかる。一方、立命は早く得点をあげ勝利を確実にしたい思いが強すぎるのか、自陣を固める相手に対してロングフィード主体の強引な攻撃を続ける。これでは数的優位のメリットをだせない。問題の一つ目は最終ラインにCB が3 人も残って1 人の敵FWをケアしていること。これだと中盤より前のフィールド選手の数は立命7 人対して甲南大8人で数的優位ではなくなってしまう。3 人のCB の一人がボールを運びフリーで中盤に入っていくと敵FW も守備に下がる。そうなると、もう一人CB が組み立てに参加でき攻撃の手数が増え、守備の対応がむつかしくなる。問題の二つ目が、早くリードしたい気持ちが強すぎ中央攻撃が目立つこと。サイドから攻めれば敵の選手を外に引きずりだせ、ゴール前のDF の数を少なくなり、かつスペースも生まれるのに。「早く、早く得点!」との思いからか、ゴール前を固めている相手に対し、中央へのフィードが多く、はね返される。得点が欲しい気持ちは伝わってくるが、攻撃の意図がうかがえない。
ところが、76 分甲南大に決定的なミスが生まれる。自陣右サイドから立命SH㉕伊澤が甲南大DF ラインの裏にロングキック、立命FW と甲南大DF が追う、GK もエリアを出てきて3 人が重なる。ワンバウンドしたボールを外に蹴りだそうとしたGK がキックミス、転々と残っ
たボールを⑱野見がゴールに流し込み、待望の追加点をあげる。2 対1。
あまりいい試合展開ではなかったが、リードして残り時間が少なくなりゲームを終わらせる段階に入る。アディショナルタイム、甲南大陣内コーナーエリア付近でのFK をGK が大きくキックし立命陣内へ、競り合い後のセカンドボールを相手に拾われDF ラインの裏に浮
き球のパスを出される(※①FK からのロングキックに対して人数の多い方がなぜ競り合い、拾い合いに負けるのか。※②パサーの近くに4 人の立命の選手がいたのになぜ誰もボールにいかないのか。)、対応したCB③坂上は甲南大⑪に走り合いで競り負ける、あわてて前に
出たGK㊶近藤の頭越しにループシュートを決められる。時間は90 分、痛恨の失点。
パスをだされた時、最終ラインには右のCB③以外に、中央にCB㉞大川とやや左にCB④木村が残っていたがカバーリングができないポジショニングだった。状況をみてポジション修正がどうしてできなかったのか。あれだけリスクマネージメントをしていたのに、ここでやられるか。同点で試合終了。
20 分の延長戦へ。同じ時間でも立命には短く、甲南大には長く感じる延長戦。その最後の最後にビッグチャンスがくる。右サイドを㉙水野がドリブルで抜けだしエリア内に侵入するとGK が足もとに飛び込んでくる、GK にあてないようにボールを浮かしゴールへ。「やったー!」と思って立ち上がったが、必死で戻った相手選手がゴールライン一歩手前でクリアしてノーゴール。延長終了、0 対0。
総理大臣杯への切符はPK 戦にもつれ込む。先攻は立命、1 人目の④木村主将が決めると後攻の甲南大も決める。これを繰り返し5 人蹴って5 対5、PK 戦もサドンデスへ。互いに6人目も決める。決着がついたのは7 人目、立命のキックを甲南大GK がストップし、後攻の
甲南大が決める。PK 戦、立命6対⑦甲南大。
あきらめず最後まで頑張り抜いた甲南大が総理大臣杯出場権を勝ち取る。10 人での数的不利な苦しく長い時間を耐え、さらに1 点を奪い、延長を乗り切り、PK 戦を制した甲南大に拍手を送ります。
一方、立命は「下手な試合」をしてしまった。その代償は大きく全国の出場権を失った。
三つの勝負所で下手をした、①「前半のPK 失敗」②「2-1 リード、後半アディショナルタイムでの失点」③「延長後半ラストの決定機を決めきれず」いずれか一つでも上手くやっていれば結果は大きく違った。しかし、これらは象徴的なシーンをあげているだけで、根本的には70 分以上も続いた「11 対10」の数的優位を生かせなかったことだ。もっとボールをつなぎ、ボールを動かしピッチを右(左)から左(右)と広く使って相手選手を走らせ、守備ブロックに穴をつくりだす手間をかけなければいけなかった。ベンチからの指示も含めて、大いに反省すべき点だと思う。高い代償を払ったのだから、「なぜ勝てなかったのか、どうすればよかったのか」を真摯に考え、チームとして改善し同じ轍を踏まないことだ。我々は未熟だ、まだまだ足りないところがたくさんある。一つ一つ経験し、学び成長していかねばならない。この敗戦(失敗)にどう向き合い、どう取り組んでいく
かの姿勢が問われる。頑張りましょう! (観戦記/奥野昌紀)
追記
①トーナメントでは「下手な試合」をすることもPK 戦になる時も必ずある。しかし優勝する(強い)チームはそれでも必ず勝ち上がる。勝負強さを身につけることは重要だ。
②ウィークデーにもかかわらず、保護者他の方々もスタンドに来てくれていました。野見さんは広島から、山下さんはなんと長崎から来てくれていました。頭が下がります。感謝!
③向井君が試合中のGK との衝突で、試合終了後救急車で病院へ運ばれました。胸骨骨折ということで1 か月の入院、全治3 か月とのことです。一日も早い回復を祈ります。
梅雨らしい空模様、時間とともに雨足が激しくなる雨中戦。さらに、総理大臣杯出場が懸かった一戦ゆえに、「負けたくない」両チームはリスクを避け、ロングフィード主体の展開になる。競り合い、拾い合い、走り合いの戦い、選手の体力を奪う消耗戦となった。
立命は4・2・3・1、阪南大は4・4・2の布陣。前半、立命はセカンドボールの拾い合いで劣勢になり、阪南大優勢の時間が長く続く。しかし、最後のところでは相手に自由を与えず決定機はつくらせない。そんな中で前半終盤に、両チーム通じての一番の決定機を立命がつくりだす。中央左を抜け出してのシュートはGK にストップされたが、こぼれたボールをゴールライン付近から正面に折り返す、走りこんだ選手がフリーでゴールエリア内からシュート。「やったぁー」と思った瞬間、シュートはGK の体にあたりゴールならず。
後半も雨は降り続きピッチはさらに重くなる。立命はSB②に替えて㉕伊澤、トップ下⑭に替えてFW㊵山﨑、左SH⑰に替えて⑪山藤、右SH㉒に替えて㉙水野、FW⑱に替えて⑨小森と次々と交替選手を送り込み、なんとか劣勢を打開しようと試みる。後半のビッグチャンスも立命、㉒良知が右サイドを突破してポケット深くに侵入しマイナスのセンタリング、フリーで待ち構えていた㊵山﨑がシュートするが上手くミートせず枠を外す。濡れたピッチに少し軸足が定まらなかったか、痛恨のシュートミス。
ゲームが動いたのは後半32 分、右コーナーエリアの近くで阪南大のFK、速いボールをゴール前に入れると長身CB が頭で合わせ逆サイドネットにきれいに流し込む。CK に対しては上手く守っていたが、FK であったがゆえに角度ができた分、守備側の対応が難しかった。
続いて後半36 分、阪南大の右CK を立命が頭でクリアした浮き球を阪南大⑦がエリア外からボレーで一振り、弾丸シュートがゴールに突き刺さる。スーパーゴールで、0 対2。
あきらめない立命は、1 分後㉕伊澤の右からのクロスを逆サイドの⑪山藤が折り返し、ゴール前で⑨小森が押し込み、1 点を返す。途中交替の選手が今日も活躍する。アディショナルを含め残り10 分以上。今日も同点に追いつき延長か、一気に逆転までもっていけるかと応
援のボルテージが一気に上がる。しかし、毎度毎度そんなに上手くいくわけはなし、百戦錬磨の阪南大に上手くいなされ、試合終了。
全体的には押されていたが、立命にも十分勝ち目はあった。トーナメントを勝ち上がっていくためには、こういう試合やPK 戦をモノにしていく勝負強さは絶対必要だ。
順々決勝からの教訓は以下のこと。
①トーナメント戦ではリードされても1点差でついていくこと、焦らず、辛抱強く。
②チャンスを逃しては勝てない、集中して仕留めること。逃すと逆にやられる。
③「負けたくない」ゲームでは、セットプレーは最重要。セットプレーの攻守を磨け。
ここまでリーグ戦、関西学生選手権ともによく頑張り、いいチームになってきています。
しかし、われわれはまだ何も手に入れていない。6/25 の5 ・6 位決定戦(14:30 万博)に勝ち総理大臣杯への切符を手に入れなければならない。(観戦記/奥野昌紀)
追記応援の部員は雨に濡れながら、W杯に負けない熱量でピッチを鼓舞していました。
6月は関西学生選手権、今日から1部同士の対戦となる4回戦。ここを勝てばベスト8で総理大臣杯出場へ大きく道がひらけ、負ければ出場が消える今大会の大きな山場です。
立命、関大ともに4・4・2でスタート。前半はボール支配率で関大が圧倒した。立命は、関大のビルドアップに手を焼き、ボールが奪えず立命陣内でのゲーム展開が続く。関大は最終ラインで、両CB の間にMF⑦が下がって3人でボールを回すため立命2トップのプレス
がはまらない。もう一つが左サイド、関大SH の⑩が中に入り、できたスペースにSB⑮が高くポジションを取り裏を狙ってくる。立命は右SB②三宮と右SH㉒良知で対応するが、②三宮が関大⑩につきすぎると生まれたスペースにFW が流れてチャンスをつくられるし、㉒良
知が低い位置まで下げられ守備の比重が大きくなり、攻撃の有効な攻め手にならない。ボールの奪いどころがはっきりしない、もやもやした展開の中、前半28 分パスミスからエリア内にボールをつながれ、あわてて対応にいったところをうまくかわされシュートを決め
られる。その後も全然リズムをつかめなかったが、なんとか0 対1 で前半終了。
後半が始まっても流れは変わらず、リズムが悪い中でまたミスから2 点目を献上する。後半5 分、GK㊶近藤がキャッチしたボールを左サイドに展開しようとスローしたとき関大の選手が邪魔になり投げたボールを敵にプレゼント、そのままゴールに蹴り込まれ失点。
ベンチが3 枚替えを準備する中、後半9 分MF㉔石本がスルーパスを通す、中央を抜け出した⑱野見が力強くシュートを決め反撃開始。得点後の選手交替、SB②三宮、FW⑭向井、SH⑰吉田に替わってFW㊵山﨑、FW㉙水野、SH⑪山藤を入れ、システムを3・4・3に変える。
この野見のゴールとシステム変更を境にゲームの流れは一変する、立命の動きやプレーが生き生きと躍動しだす。交替して入った選手がみせてくれる。後半22 分、左サイドの⑪山藤がカットインしてクロスを入れると右サイドからつめていた㉙水野が頭できれいに決め
る。勢いは止まらず、5 分後、右サイドポケット深くまでドリブルで持ち込んだ㉙水野からの強いクロスをニアに飛び込んだ⑱野見が合わせゴール!3 対2 逆転。最後は㊱岸本と㉕伊澤を入れ、守りを固めゲームを締める。
「2 点ビハインドから追いつく、逆転する」という試合が続く。チームの総合力がついてきた証だろう。ハラハラドキドキもいいが、もう少し安心して見ていられる試合も期待したい。改善点はまだまだある、チームの完成度をさらにアップし、総理大臣杯で強豪大学相
手にハラハラドキドキさせて欲しいものです。今年もいいチームになってきています。
しかし、この勝利でまだベスト8です。関西からの総理大臣杯出場枠は6チーム、少なくともあと1勝が必要です。次は6/20(土)万博記念競技場14:30 準々決勝の対阪南大戦です。あと一山越えて出場権を勝ち取り、関西制覇に挑んで欲しいものです。みなさん、応援よろしくお願いします。エールを送ってやりましょう!
(観戦記/奥野昌紀)
追記
昨年度の主将大坪君が応援に来てくれていました。膝の大ケガも治った様子で本当によかった!8月からのJ リーグの新シーズン、愛媛FC での活躍を期待しています。頑張れ!
なかなか見ごたえのある試合でした。それにしても、なぜこの対戦カードを神戸で開催するのか疑問に思う。京都市内で開催されていれば応援スタンドも熱く戦い、鼓舞された選手たちはより一層の好ゲームを展開する。それは、関西学生リーグのレベルアップ、学生サッカーの認知度アップに必ず寄与するはずだ。後期リーグ、関西学連に期待する。
第8節までの両大学の戦いからみて、ゲームのポイントは「得点は奪える、同志社の強力FWを何点に抑えられるかが勝負の分かれ目」。同志社のトップ㉔山田(桜宮高)はリーグの中ではとびぬけたFWだ。とにかく速い、並みのDFではなかなか止められない。同志社の武器は「攻撃の鋭さ」と「守備のハードワーク」。弱点は「受け身に回ると脆い」ことと「後半になるとハードワークが落ちる」こと。同志社は前半に強く、後半パワーダウンする。
立命、同志社ともに4・4・2システムでキックオフ。前半はやはり、同志社の攻撃とプレスに苦戦する。特に㉔のスピードは脅威で、前半3枚のイエローをもらう。35分、立命右SBの背後に出されたボール、追いかけ先にボールを保持したのはこちらなのに敵FWの背後からのプレッシャーに余裕を失い、確認せず中央にもどし相手MFに渡してしまうパスミス、それを㉔につながれシュートを決められる。余裕がないのであればタッチラインに出し攻撃を一度切るべきだ。局面にこだわりすぎて、大局を考える冷静さを失ったか。勢いづく同志社は40分、CKから押し込み2点目をあげる。ここで立命は3枚替え、3・4・3システムに変更し、敵2トップに対しCBを3人にしカバー役を置く。前半終了、0対2。
後半、試合は動きに動きドラマが展開される。後半5分、ロングスローからのゴール前混戦の中で④木村がシュートを決め、1対2。しかし、その直後同志社は大きなクロスをヘディングで折り返す、このボールが立命DFの手にあたりハンドの笛、PKを奪われる。キッカーは同志社㉔、このピンチにもGK㊶近藤はあわてない、冷静に読み切り右に飛んで見事にキャッチ。またしても窮地からチームを救い出してくれる。すると後半28分、交替で入った⑰吉田の左からのアーリークロスを同じく交替で入った⑭向井がゴール前で合わせゴール!2対2。試合は残り15分、どちらにもチャンスがありゲームはハラハラドキドキの連続。最後まで白熱した好ゲームでした。3点目が欲しかったし、チャンスもつくったが得点できず、試合終了。まぁ、2対2は妥当な結果か。
今日も5枚の交替カードすべてを使った。途中交替でピッチに立つと、なかなかゲームに入っていけないものだが、交替して入った選手がよく活躍する。交替のねらいや自分の役割を理解しすぐにピッチで躍動してくれる。ベンチの采配もよく当たっている、選手の特徴や調子を把握し、ゲームの状況に応じ適材適所にいろんな選手をピッチに送り込む。スタッフと選手、お互いの信頼関係を感じさせてくれる。チーム立命は成長している。
さて、リーグ戦前期は2節を残し1か月の中断、6月は関西学生選手権です。立命の初戦は、6/7(日)3回戦 対大阪国際大戦(16:15 関大高槻G)。この大会で6位以上になり、今年も総理大臣杯に出場し、全国の強豪大学との真剣勝負に挑みたい。
(観戦記/奥野昌紀)
ピッチサイドに寺尾OB、3月に卒業した阿部将と守護神・永田も来てくれいっしょに応援。
気温、湿度とも高いコンディションの中でキックオフ。立命が3・4・3、大体大は3・5・2、両大学とも失点のリスクを避けたいのか、最終ラインからのロングフィード主体の大味な試合内容。大体大は敵陣深くにボールを入れ、圧力をかけてロングスローやCK から得点を狙う。立命は高い位置でボールを奪いショートカウンターという得意な形をつくりだしたいが、大体大が最終ラインでボールをつながず前線へ大きく蹴るから、狙いがはまらない。ロングフィードからの競り合い・拾い合いの攻防では大体大に利があり、前半は大体大ペースの展開で立命はノーチャンスだった。前半半ば、大体大は左サイドからドリブルでカットインしてゴール前にクロス、ヘディングシュートはGK がなんとか防いだがバーにあたり跳ね返ったボールを押し込まれ失点。勢いに乗る大体大は、続いてゴール正面エリア外の浮き球を走りこんだ選手がボレーシュート、強烈なシュートがゴール左角に飛ぶ。これをGK㊶近藤がスーパーセーブで外に、今日もみせてくれます近藤君。
立命は、劣勢の前半で交替カードを2 枚切る。1 つは、CB⑤神田が負傷で④木村に、これは仕方がない。2 つ目は、攻撃が機能しないので⑲田坂に替えて㊵山崎を入れる。前半のリズムの悪さにベンチも動かざるをえなかった。0 対1、前半終了。
後半7 分、⑩北村が自陣でボールを奪われる。大体大は右サイドをドリブルで崩しエリア内深くに侵入、逆サイドからつめた選手にクロスを合わせゴール、0 対2。立命得意のショートカウンターを、敵に見事に決められた。
後半13 分、立命ベンチが動く。MF⑦小島に替えてCB③坂上を入れ、4・4・2にシステムを変える。この策が2つの結果を生み出し、ゲームの流れを大きく変える。1 つはSB を置き後ろを4 人したことでビルドアップ時にピッチを広く使えるようになった、また右サイドではMF㉒良知とSB②三宮が2 人でアタックできサイド攻撃が機能しだす。
2 つ目が交替で入った③坂上が起死回生のヘディングシュートを決める。後半17 分、㉒良知のドリブルがファールで止められ、右45 度からの⑧安達のFK、GK とDF ラインの間にきれいに蹴られたクロスを坂上が走りこんでダイビング気味に決める。
ゲームの流れが一変する。立命はピッチを広く使いサイドを起点に攻撃を組み立てる、すると中盤中央のゲームメイク役のMF⑩北村がボールを受けやすくなり、攻撃にリズムがでてくる。後半27 分、⑩北村のゴールを横切るドリブルで敵をひきつけ、最後はエリア内で
㊵山崎に渡る、これを山崎が冷静に決めて同点。
ラスト10 分を切り、両チームに疲れが出だし両ゴール前のハラハラドキドキが続く。立命も大体大も最後のカードを切り、フレッシュな選手を前線に投入する。勝負はどちらに転ぶか、スタンドもエキサイトしてくる。迎えた後半40 分立命左からのCK、競り合いの中で
混戦になり、最後は②三宮が押し込み、逆転!3 対2。アディショナルタイムの5 分を乗り切り試合終了。
苦しいリーグ戦を戦っていく中で「チームの一体感」が醸成されてきているのを前節から強く感じる。そこから生まれた本日の大逆転勝利、直接の要因は「GK㊶近藤のビッグセーブ」「4 バックに変更したベンチの判断」「久しぶりに出場し4分後に起死回生のヘッドを決
めたCB③坂上の活躍」。若者の成長には驚かされる。若さは無限だ。(観戦記/奥野)
まだ5月だというのに真夏のような強い日差しの皇子山陸上競技場。スタンドには両大学の応援団、立命はチアも花を添え暑さに負けない熱い声援をピッチに送る。本日の第2試合目が同志社対京産大戦、「京都の3大学と地元滋賀の大学の激突」と掲げマネージャーの
大木君たちがいろいろと企画し、小学生のチームもスタンドに集結、保護者等の選手関係者も多数かけつけスタンドはかなりの入り、対抗意識がいつも以上に盛り上がるいい雰囲気の皇子山です。ところが、JR にトラブルがあり、私が乗った電車が山科駅で40 分間動か
ず、キックオフに間に合わない大失態です。
スタンドに駆け上がるとすでに前半15 分、近くにいた⑱野見君のお父さんに聞くと、前線からのプレスもよく敵陣でのゲーム展開が続く中、CK からのヘディングシュートがバーを直撃する場面もあったとのこと。ゲームの入りは今日もいいようだ。
びわこ成蹊大の3・4・3に、プレスがはめやすいように立命も3・4・3で対抗。負傷者が多くメンバーは大きくかわっている、GK㊶近藤、DF は②三宮・⑤神田・⑮後藤、MF は㉒良知・⑦小島・⑩北村・⑧安達、1トップに⑱野見、2列目に⑯松田と⑲田坂。
ここまでのリーグ戦結果をみると、びわこ成蹊大の特徴は「得点力があること」と「失点も多い」。そこから考えると、本日の一戦は「点の取り合いのゲームはしたくない、ロースコアの展開に持ち込み、失点をしなければ勝てる」との予想。リーグ戦の今後を考えると、この試合はすごく重要だし、何としても勝ちたい。
前半半ばから両チームの良さ(武器)が出だし、あわやのシーンが繰り返される。びわこ成蹊は細かいドリブルを武器に、後方から湧き出てきた味方にショートパスをつなぎ手数と人数をかけ立命エリア内に侵入してくる。多くの得点をあげているのがうなずける攻め
をみせてくれる、特に左サイドが強い印象。対し、立命は中盤でボールを奪ってからのショートカウンターが威力を発揮する。特に主将⑧安達のドリブル突破でビッグチャンスをつくる。そんな中で前半最大のハイライトシーンが生まれる。びわこは右サイドから立命エリア内に侵入、対した㉒良知が軽く足を出すと難なく突破しゴールに迫る、あわててカバーにはいった選手がスライディングで倒しPK の笛。㉒良知の守備はあまりに軽かった。
GK㊶近藤は判定に講義するわけでもなく、自分のルーティーンでPK に備える、その姿がすごく落ち着いていてかっこよかった。キッカーはゴール左に低く強いシュート、これを近藤はドンピシャのタイミングで見事にセーブ。終わってみれば、このPK が勝負の分水嶺。
後半15 分、満を持して交替出場した㊵山崎が左からのクロスを頭で合わせゴール。厳しいコンディションの中、両チームともすべての交替カードを切る総力戦となる。その中で、立命は残り時間10 分でFW⑱野見に変えDF⑥長沼を入れ、びわこ成蹊の武器左サイドを抑えにいく。この交替はピッチ内の選手に「1 点を守り切れ」とのベンチからのメッセージ。
プレーの優先順位が決まり選手が迷わず、チームは落ち着いた。そんな中で、終了5 分前に⑩北村のゴラッソが生まれる。(関大戦では右足だったが)今回はゴール正面20mから左足一閃、ボールはゴール左下角に吸い込まれていった。2 対0、試合終了。(観戦記/奥野)
ゴールデンウィーク3試合目は五月晴れのこどもの日、渋滞を予想し早々に和歌山を出発。
会場に着くと、1試合目の大体大対大商大戦の後半。自分たちの時代(40 年以上前)の黄金カード、大商大の黒白のゼブラユニフォームが21 年ぶりに1 部復活。ベンチをみると昔リーグ戦を戦った同期の西田主将がコーチとしてすわっているではないか、思いは大昔に
タイムスリップする。気持を現実に戻しスコアを聞くと、1 対0 で大商大リード!驚く。後半ずーっと大体大の猛攻が続くが、焦りから上手くかみ合わない。さらにゲーム終盤、大体大のミスで2 対0、残り時間は5 分。大商大に21 年ぶりの1 部勝利がちらつく、しかしここからがむつかしい。大体大が1 点をあげるとリズムがよくなりさらに猛攻、アディショナルタイムに同点に追いつく。逆転もすぐかと思われたが、ここでタイムアップ。やっぱり勝つのは簡単じゃない!(立命にとってはこの試合の引き分けはすごくいい結果では
あるが、他人事ではない気が大いにする。)
立命(勝点5、9 位)対桃山(勝4 点、11 位)戦、両チームとも勝って順位を上げたい一戦。
中2 日での3 試合目、立命は2 トップの野見・山崎にかわり小森・向井がスタメンに入る、システムは4・4・2。桃山は3・4・3、守備時には5・4・1に可変する。
ここ3 試合(関学・関大・阪南大戦)みせていた、前半の攻勢と早い時間帯に得点を取るという試合展開にはならず。理由は、①3・4・3に4・4・2のプレスがはまらず、得意のショートカウンターが不発②最終ラインにスペースがない5バックに、ロングフィード主体の攻撃ははね返される。さらに前半15 分、競り合いの中で④木村主将が脳震盪でピッチを離れ、㊱岸本が急遽CB に入る非常事態。必然的に、前半は桃山ペースの展開であった。
後半2トップを野見・山崎に交替するとライン間の連携がよくなり、前線からのプレスが機能しだす。リズムが生まれだすと、攻撃もF⑩北村にボールを集め丁寧に組み立てられるようになる。㉒良知と⑧安達の左右からの突破でビッグチャンスをつくるが、決めきれない。後半30 分を過ぎると、両チームとも疲れからかオープンな展開となり、両ゴール前でのチャンスとピンチの繰り返し、ハラハラドキドキの展開が続く。そんな中GK㊶近藤の落ち着いた対応が光った。結局どちらも1 点が取れず、0 対0 の引き分け。
「なんとしても勝ちたかったが、負けなくてよかった」と、互いに思っているだろう試合内容でした。
夜、他会場の試合結果みると、勝っていれば中位に順位を上げられていたことを知る。さらに「勝ちたかった」との思いは増す。「あの1 点を取っていれば、この1 点が防げていれば」と悔やむことはどのレベルでもある。1 点というのは大事だなー! まぁ、まだ第6 節、先は長い。順位よりも試合内容だ、個々の力をつけることとチームの完成度を上げていくことが肝心。次節は、少し空いて5/17(日)対びわこ成蹊スポーツ大戦(11:30 皇子山総合運動公園陸上競技場)です。(観戦記/奥野昌紀)
風薫る五月、絶好の行楽日和となりゴールデンウィークの万博公園は人でいっぱいでした。
渋滞を予想し車をやめ、モノレールで万博記念競技場へ。太陽の塔を久しぶりにみた、でかいし、威風堂々とした姿に心奮う。いいことがありそうな気がした。
前節から中2 日の対阪南大戦のスタートは、GK 近藤、CB に木村と大川、SB は右が長沼・左が伊澤、中盤が左から安達・吉田・北村・良知、FW が野見と山崎の4・4・2。阪南大は4・2・3・1でキックオフ。今日もゲームの入りはよく、3ラインをキープしながら前
線からプレスをかけ、高い位置でボールを奪いショートカウンターを狙う。前々節の関学戦、前節の関大戦と同様にボールをよく追い、球際も厳しく相手に自由を与えずに、阪南の良さを出させない。前半15 分、プレスがはまり高い位置でボールを奪い右サイドに素早
くつなぐ、⑱野見がドリブルで深くポケットに侵入、ニアに入ってきた味方の背後にマイナス気味のボール、そこに遅れて入ってきた㊵山崎がフリーでシュートを決める。狙い通りの形から、素晴らしい崩しで先取点をあげる。この試合展開も前2 試合と同じ、課題はこの後、敵がリズムをつかむまでに追加点をあげることだ。過去2 試合はその追加点が奪えず、徐々にリズムをつかんできた相手に後半一気に逆転されている。何としても前半に2点目が欲しい立命。選手たちにも当然その思いはあるだろう、絶好機をつくりだす。敵陣左サイドからの攻撃でボールを中央に繋ぎ⑩北村がダイレクトでトップに差し込む、そのリターンボールを右サイドに素早く展開し、右から狙いすましたライナーのクロスをゴール前に走りこんだ山崎の頭に合わす。ドンピシャのヘディングシュートであったが、GK のファインセーブに阻まれる。追加点ならず、残念!結局、立命ペースの前半には今日も追加点は奪えず。過去2 試合とまったく同じゲーム展開。
後半、やはり徐々に阪南大の攻撃のリズムがよくなり押し込まれだす、また同じ道を歩むのかと不安が湧き出てくる。関学戦・関大戦の観戦記に書いたが前半のままで90 分は終わらない、「2 点目を取る」等、もう一つ何かをしないと勝利は手に入らない。ベンチの取っ
た策は、FW⑱野見に変えてCB㊱岸本投入、5 バックに変更し「この1 点を守り切る」というもの。岸本投入でピッチの選手はベンチの意図を明確に理解し、残り時間の戦い方を徹底できた。1 点を守り抜き、やっと勝利をつかみとる。ベンチもスタンドも大喜び、池上監
督もホッとした笑顔でした。
上記しましたが、試合途中に「いつか来た道」を意識したと書きました。今考えると関学戦は逆転で負けましたが、関大戦は最後の最後に同点に追いつき引き分け、今日は1 点を守り抜く手をうち勝ち切りました。そうすると苦しい中でも半歩ずつでも確かに前進して来ているのだと思います。これが1 部リーグの試合に慣れるということかな。
次節はまた中2 日で、5/5 対桃山学院大戦(14:00 三木防災公園陸上競技場)です。
(観戦記/奥野昌紀)
追記3 月に卒業した石川くんが名古屋から、長崎からGK①山下くんのお母さんと妹さんが来てくれていました、うれしいですね!他保護者の方々、山本といっしょに応援しました。太陽の塔のパワーで、いいことやうれしいことがいっぱいありました。
週1のリーグ戦が、ゴールデンウイーク中は変則で3試合(4/29 ・5/2 ・5/5)とタイトな日程が組まれている。ここまで立命は1分2敗、トップは2勝1敗の4チーム(阪南大・関大・同志社・京産大)、これ以上差をひろげられると士気にかかわるし、初勝利が欲しい
ところ。3節までのゲーム展開の課題は、リードして試合をすすめ、かつその後にもう一つ何かをすること(例えば、2点目を奪うことや守備のギアをもう一度あげること等)。前半のままでは90 分は終わらない、相手も手を打つし、こちらの体力も落ちてくる。
本日はこの壁をどう乗り越えてくれるかが楽しみだ。
キックオフ、立命のスタートメンバーに驚く。GK に㊶近藤が初出場(※第1 ・2 GK とも負傷)とCB⑤神田とFW㊵山崎がいない。システムは立命・関大ともに4・4・2。
関大の攻撃に対して、立命は3 ラインを形成し中盤から高い位置でボールを奪いカウンターを狙う。前半はこれがはまり、ボールは関大に握られているが決定機をつくらせず、反対にボールを奪ってからの素早い攻撃からチャンスをつくりだす。特にMF⑩北村のパスと右SH㉒良知の重心の低い鋭いドリブル突破が目を引く。前半10 分、左CK から混戦になり最後は⑱野見がゴールに蹴り込む、1 対0。前節に続き前半の早い時間帯の得点で、優位にゲームを進める。課題は、この流れの中で追加点が奪えるか。(前節ではチャンスをつくりながらも2 点目があげられず、徐々に相手がリズムをつかみ後半一気に逆転された。)
しかし、今日もチャンスはつくるが2 点目は奪えない。時間と共にコンパクトだった3 ラインの間隔が開きだし、関大にスペースを与えてしまう。後半15 分、立命左サイドからエリア内にドリブルで侵入してきた相手を倒しPK、1 対1。後半30 分立命右サイドからのFK、逆ポスト際でGK を含めての競り合い、混戦の中でこぼれ球を蹴り込まれ逆転される。
前節の関学戦とまったく同じ展開に、唖然とする。
後半流れが悪くなってくると、この1 点を守り切ってなんとか勝ちたいとの選手の思いがこちらに伝わってくる。全体が後ろに下がりゴールにへばりつく、ボールにいかないから敵の選手はヘッドダウンもしない、シュートコースも味方の位置もよくみえる。そんな弱気では、勝利の女神は微笑まない。劣勢の時こそ、もっとボールに寄せ球際を厳しくいかないと勝点3はつかめない。また同じところでつまづくのかと、ため息をつく。
ところがところが、今日は前節とは違った。それを生み出したのは、⑩北村と㉒良知の果敢なチャレンジ。前節2 人は後半足が止まり終盤に交替させられたが今節は違った、気落ちするチームの中でも最後まで攻撃の核となり関大ゴールに迫った。2 人に引っ張られチームは奮起する。アディショナルタイムの4 分、左CK から競り合ったこぼれ球がエリア外へ、これを待ち構えていた⑩北村が一閃ゴール左上に突き刺すゴラッソ!そしてそのままタイムアップ。最後の最後で「このままで終われるか!負けられない」という気持を見せつけてくれた。勝点1だけど、課題克服の大きな一歩と受け取りたい。
本日は、西島(1983 年卒業)といっしょに応援。(観戦記/1982 年卒業奥野)
追記
スタンドには1970~73 年卒業の15 名の大先輩方が陣取り、熱いまなざしと声援を送ってくれました。大先輩方の思いが同点シュートを後押ししてくれた気がします。
快晴、さわやかな風が心地よい絶好のサッカー応援日和。弁当をもって和歌山を朝8 時に出発、いざ三木防へ。道中思う「選手もスタッフも早く勝利がほしいだろうなぁ!」「そしたら、落ち着いて毎週のリーグ戦に臨めるのに」「他大学が勝ち点を積み上げていく中で、立命が勝てず勝ち点差をひろげられていくと、序盤とはいえ焦りがでてくるなぁ」「今日のシステムは、スタメンは?」等々、3 時間の間に考えることはいっぱいある。
ホームゲームの関学はチアリーダーが大勢かけつけ、スタジアムも華やかに春爛漫。
システムは、関学4 ・2 ・3 ・1、対して立命は4 ・4 ・2(中盤はフラット)。中盤中央が関学3 に対して立命2 が少し気になるが、逆サイドのSH の中央へのスライドで対応する。
試合は前半10 分に動く。最終ラインでの関学のビルドアップ(両CB が広がり、GK と3 人でボールをつなぐ)を立命の2 トップが狙う、右CB のボールコントロールミスを逃さずボール奪取。奪ったボールを素早くサポートにきたMF へ、これを㊿吉田尚平が冷静にGK の
左を抜きシュートを決める、立命1-0。待望の先取点を前半の早い時間に奪い、試合展開を優勢に進める。関学の良さがみえない中、立命は2 点目のチャンスをつくりだす。左からのクロスをゴール正面で⑩北村がヘディングシュート、しかし惜しくもクロスバーに嫌わ
れる。勝敗の一つ目のポイントは、追加点をあげられなかったこと。その最大のチャンスがこのシーンだった。
ハーフタイムに関学は手を打つ、後半スタートから3 人を交替させる。サイドチェンジを多用し両サイドを広く使うことで、関学の攻撃が活性化する。後半半ばから、その効果がピッチにでてくる。サイドチェンジに対して立命の中盤のスライドが遅れだす。特にサイドチェンジの後に、関学左SA㉚に何度もドリブル突破からクロスをあげられチャンスをつくられた。後半25 分、クロス後のゴール前の攻防のこぼれ球をシュートされる、クリーンシュートではなくGK がボールをゴールマウスからかきだすが判定はゴールイン。続く後半30 分、関学は右サイドに展開、立命は同サイドに守備がスライドし対応。すると関学はピッチ中央斜め後方にサポートにきたMFにつなぐ。この中央への戻し気味のパスに、エリア内で対応していた立命守備陣は足が止まり、ボールに寄せられない。関学⑱はゴール正面にボールを運びフリーで強烈なミドルシュートをゴールに突き刺す。1 対2、関学逆転。
今日の立命は今季最高の出来であった(後半半ばまで)。その最大の要因はSH㉒良知、⑰吉田遥海が両サイドで縦に突破にいったこと、サイド攻撃に鋭さが生まれた。しかし、結果は1 対2 の負け。勝敗の二つ目のポイントは、勝つためにはもう一つ何かをやらないとダ
メだということ。例えば「2 点目を奪う」、例えば「後半の相手の改善点を抑えるための工夫」など。前半とまったく同じやり方だけでは勝てない。
リーグ戦はまだ3 節、厳しいシーズンになることは間違ないが、先は長い。選手たちが壁をどう乗り越えていくかを楽しみにして、応援しましょう。ゴールデンウィークは、4/29対関大(11:30 西京極)、5/2 対阪南大(14:00 万博)、5/5 対桃山大(14:00 三木防)と続く。
本日は、寺尾と多数の保護者の方々といっしょに応援しました。
(観戦記/奥野昌紀)
応援観戦記・追記
①関大(4/29)も阪南大(5/2)もこれからの対戦なので、第2 試合の阪南大0 対3 関大戦を偵察しました。ここまで大阪学院大・京産大・関学・甲南大・阪南大・関大の試合をみましたが、突出しているチームはないとの印象です。多少の差はあれ、力は似通っている
(後、桃山大・びわこ大・大商大・大体大・同志社はまだみてません)。第3 節終了時点で、首位は勝ち点6(2 勝1 敗)で阪南大・関大・京産大・同志社と、全勝のチームがないことでも分かる。まぁ、どこともここからチームが整備され、力が伸びていくのでしょうね。
②私的「10 年先の日本一復活ロードマップ」での今シーズンの目標は「ベスト6」(※インカレ出場枠内)。そのためにはリーグ全22 試合で勝ち点35 獲得が最低ラインだと思う。すると、例えば前期で勝ち点17(5 勝4 敗2 分)、後期で勝ち点18(5 勝3 敗3 分)の成績が
必要になる。これは簡単なことではない、結構厳しいラインだ。これを達成するための「リーグ戦戦略」を考えて実践してほしいと思います。
③ホーム関学のチア&サブメンバーの華やかでかつ大声援応援に対し、こちらはスタンドでマネージャーの大木君(2 回生)がたった一人で対抗。チャンスで、ピンチで声をからして応援チャントを歌い、関学応援団に負けていなかった。大変立派でした。大木君に拍手!
3 週間前の京都学生選手権準決勝(0-3)のリベンジ・マッチ。
前節の寒い雨中戦から様変わり、春爛漫桜もまだ残る万博競技場、立命のバトントワリングチームがハーフタイムショーや応援に参加、両大学のベンチ外の部員も大勢スタンドに陣取り声援を送る活気あるいい雰囲気の中でキックオフ。
3/22 の敗戦からの対策か、京産大のCF⑨へのタイトなマークと左右のサイドアタックを警戒して、立命は5BK のディフェンシブな布陣。試合を通し、敵CF⑨に自由を与えずシュートも打たせなかったし、両サイドも前回の対戦のように何度も京産大に突破されることは
なかった。その意味では対策が功を奏したかにみえるが、攻守は表裏一体であるため、後ろが重く攻撃が機能しない。マイボールになっても両サイドが上がってこないので、前線の選手の枚数が足りず攻撃が単調で、クロスを入れてもエリア内の人数が少なく得点の気
配がしない。状況を判断し、勇気をもって攻撃時に両サイドが湧き出てこないと数的優位もつくりだせないし、守備組織を崩すこともできない。
もう一つ気になったのは、中盤センターの攻防。京産トップ下⑩(チャンスメーカー)に立命の⑩北村がマッチアップ。⑩北村は立命の中で唯一ボールが収まり、ボールを差配できる選手(プレーメーカー)。前述したように立命はディフェンシブな布陣をとっており、どうしても京産大がボールを支配する時間が長い、必然的に⑩北村は中盤深い位置での守備に追われる。立命がボールを奪ってもボールを預ける選手がいなく、すぐに京産大に回収されてしまう。京産MF⑩に立命MF⑩北村をあてるのは、ミスマッチに思える(この役には⑬藤井が適任、残念ながら調子が悪く登録外)。
試合が動いたのは前半15 分、立命の右からのクロスに両チームの選手が競り合い、DF ラインとGK の間にボールがこぼれる、これに立命の選手が先に反応しGK の前でコースを変えゴールに流し込む。待望の先取点と喜んだが、オフサイドの判定でノーゴール。
反対に前半20 分、中盤でボールを奪われ3 対3 の京産大のカウンター。ドリブルで仕掛けられエリア内に侵入される、これをなんとか一度は止めたが拾われゴール正面の⑩につながれシュート、ボールはシュートブロックに入ったDF の股間を抜けゴールイン。
0 対1、前半半ばでゲームプランが狂う厳しい展開になる。今日は何としても先取点が欲しかった、少なくとも0-0 で後半に入り、京産大の焦りを引き出したかった。
なんとか1点を取りにいかなければとベンチも交替カードを次々と切るが、攻撃は活性化されない。例えば、両サイドで1対1になっても縦に突破を試みず、すぐに切り返しクロスを放り込む。敵の枚数も足りているし守備ラインもできているのに放り込む、これでは
決定的なミスが起こるか偶発的に何かが起こらないと得点はうまれない。DF を突破しポケットへの侵入を試みないとゴールへの道は開けない。例え突破できなくとも、DF ラインがボールサイドに寄りゴール前にスペースができたり、CK が奪えたりと得点への必然性をつ
くりだせる。CB④木村の頭を得点の一つの武器と考えているなら尚更だ。
第1節は先取点を取ったが最後に追いつかれ、勝ち点1。本節は先取点を奪われ、完敗。
予想通りなかなか厳しい試合、結果が続きますが、早く1部の試合に慣れることが大切。
次節は4/18 関学戦(11:30 ・三木防災陸上)、④木村、⑩北村、㊵山崎に期待。
本日は、木寺さんといっしょに応援。
(観戦記/奥野)
2026 年度リーグ戦が開幕します。11 月までの長く、そして厳しいリーグ戦になるでしょう。
私的に思う、今シーズンはじめのチーム課題をまず書きます。
昨年度後期にレギュラーとして出場し、新チームに残っているのは、CB の木村(4回生)と神田(2回生)、CF の山﨑(2回生)の3人。4回生の木村主将も2年前の2024 年シーズン1部リーグでの試合出場はなく、新チームの全員が1部リーグの試合経験がまったくない。このハンディは大きい。球際の激しさや寄せの速さは、1部と2部では大きいな差がある。外からみているのと、ピッチ内で対戦し肌感覚で覚えているのとでは全然違う。
個々の選手は、まずこれに早く慣れることが大切。そのうえで、チームとしての戦いに負けないこと。2部のチームには組織力をあまり感じない、個人の力に頼っているだけだ。
1部のチームは高い個の力をベースにし、その上に攻守の組織力を築きチームとして戦う。
そういう一段高いレベルに早く適応することが、チームに求められる。やっぱり、たった1年間だけど、2部に降格したのは大きいなと思います。(前段が長くなってしまいました)
さてさて、第1節の観戦記です。
昨日の花見陽気が一変し、冷たい雨の中のゲーム。リーグ初戦ということもあり両チームとも動きが堅かったが、前半半ば過ぎから徐々に両チームの特徴(プレースタイルの違い)がみえてくる。大阪学院大は守備ラインからしっかりと繋ぎ、ゲームを組み立てていく。
一方、立命は敵陣や中盤でボールを奪い素早いカウンターから得点を狙う。ゲームの流れ(形勢)は6対4ぐらいで大院大の方が優勢、それはボール支配率に勝っているから。しかし、「ゴール!」という決定機では立命の方が3回と多かった。前半、敵陣深い位置でボールを奪い㉒良知が右サイドをえぐりクロス、これをゴール前でドンピシャで合わせる。
至近距離からの強いシュートであったがGK が反応しゴールならず。2回目が後半半ば過ぎ、中盤でボールを奪い⑩北村(立命中盤でボールが一番収まるMF)へ、⑩は相手選手を上手くかわしダイヤゴナルに流れたFW㊵山﨑(立命一のポイントゲッター)にスルーパスを通す。㊵はDF に競り勝ち、飛び出してきたGK をかわしシュート、しかし角度がなく枠を捕えられず(これは決められたし、決めないといけないシュート)。3回目が終盤の右CK、ニアに鋭いボールを入れこぼれたボールにFW⑱野見が頭から飛び込みゴール、1対0。試合は最終版の後半アディショナル5分間、勝ち点3がちらつく。大院大は最後までパスで組み立て、右サイド深いところから中央に繋ぎ、立命ボックスに迫る。立命守備陣もタイトに寄せゴール正面では自由にさせず、大院大はスペースのある左サイドにボールを出す。
これで守備陣が少しホッとしたのか足が止まり、左サイドからのクロスをDF の前に走りこんだ選手にヘディングで決められる、1対1。「勝つのはしんどいし難しいなぁ!」
「勝ち点1を獲得したのか、勝ち点2を逃したのか」は判断が分かれるところだが、ゲーム全体を俯瞰すれば、互いにチームの良さを出し合った試合内容で1対1は妥当な結果か。
今日の試合で特に印象に残っているのは、右SH㉒良知の献身的な守備の頑張り(大院大は左サイド強かった)と⑩北村の中盤中央でのボールのさばきとプレイメイク。
寒い雨中戦、観戦場所がない試合ピッチにもかかわらず保護者等の応援も多く、今シーズンへのみんなの思いを感じました。3月に卒業した守岡のご両親も応援にかけつけてくらてました。第2節は、京都産業大戦(4/11 万博11:30)です。
(観戦記/奥野)
立ち上がり立命の方が勢いがあり押し込むが、ボールを支配しているわけではない。
攻撃時ボールが収まらず攻撃に余裕がない、常にばたばたしていて、敵陣に入るとボールを失ってしまう場面が続く。理由は中盤でボールを納め攻撃を差配する選手が見当たらないこと。この2試合をみる限り、攻撃面の最大の課題に思われる。
このポジション・役割を担う選手には、野濱、戸水、市河と毎年いいプレーメーカーがいたのだが、この役割を誰がやるのか。昨年のチームは、4回生中心のメンバーであり、特に後期最終盤はスタートの8名が4回生であった。そのことを考えると、新チームの仕上がり具合いはまだまだか。CB の2人(木村・神田)とCF(山﨑)は健在だが。
試合は京産大の方がボールを支配し、攻撃が連動する。前線へのパスを予測して、その次のパスをもらうために動き出しているため、攻撃のテンポ・リズムがよく先手を取れる。
前半はそれでもなんとかゴール前でははね返せていたのだが、後半半ば、右サイドへの展開からCF⑨にくさびが入り、コントロールターンから強烈なシュートを決められる。
この失点には伏線がある。その前のシーンで、立命はカウンターから左サイドを深く突破しマイナスのクロス、ゴール正面でフリーでシュート、これをゴール上に外す。味方と少し重なった分シュートの振りが鈍くなった。鋭くコンパクトに振り切ればゴールに突き刺せたのに。このチャンスのすぐ後に敵CF⑨にやられた。チャンスを決めないとやられる!
さらに問題なのは、2分後の2失点目。ここまで、苦しいながらも勝負を持ち越していたのに、失点で気持ちがフッと切れたのか、気が抜けたような対応で左サイドを簡単に突破され折り返しをゴール前に走りこんだ相手にフリーで決められ勝負あり。
やはり、力のある相手にちょっとでも隙をみせるとすぐにそこをつかれる。昨シーズン戦てきた2部の相手と1部上位チームの力の差を痛感する。
おまけは、最後にDF ラインの裏を取られ、独走する敵選手を後方から倒し一発退場。そのFK も直接決められ、0対3の完敗。あと味の悪い試合で、天皇杯出場の可能性消滅。残念!
教訓①「決めるべきところは決めないと絶対にやられる」
教訓②「隙をみせるな!苦しい時こそ真価が問われる」
(観戦記/奥野)
ゲーム入り方は素晴らしく、5分右サイドからのクロスをゴール正面できれいに頭で合わせ得点を上げる。体の切れ、ボールへの寄せや球際の厳しさ等で圧倒する。気がかりなのは、攻撃がDF ラインからのロングフィードで左右に展開する形がほとんどであること。中盤センターのMF にボールが入らないこと。左右のサイドアタッカーはスピードがあり、今日の相手には個の力で凌駕できたが、1部のチーム相手にはどうか。来週の京都産業大戦が一つの試金石となりそう。(観戦記/奥野)
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